インテル急落にソウル半導体株が揺れた後、AMDが市場予想超え
今週の米半導体大手の決算から二つの話題を取り上げます。AMDの予想超えの決算と、各メディアがインテルや米半導体株の上昇と結び付けた、ソウル市場の半導体株主導の乱高下です。
今週は米国の半導体大手2社が決算を発表しました。各メディアはAMDの数字をインテルと比べて報じました。AMDは11月3日に市場予想を上回る決算を発表しました。一方、半導体株の比重が大きいソウル市場は数営業日にわたって大きく揺れました。各メディアはその値動きを、まずインテルの決算と株価急落に、次に米半導体株の上昇に結び付けました。
データセンターを前面に、AMDが予想超え
ウォール・ストリート・ジャーナル(The Wall Street Journal)によると、AMDは11月3日の米国市場の取引終了後に第3四半期決算を発表し、内容はウォール街の予想を上回りました。同紙は、AMDがデータセンター事業を主力とする方向へさらに舵を切ったと伝えました。データセンター事業とは、AIやクラウドコンピューティングを支えるサーバー向けの事業です。
CNBCによると、この四半期のデータセンター売上高はほぼ倍増しました。決算発表後、株価は7%上昇しました。その約40分前に出たCNBCの動画では、時間外取引での上昇は小幅だと伝えていました。
業績見通しも注目を集めました。AMDの今四半期の売上高見通しは、アナリスト予想を上回りました。ブルームバーグ(Bloomberg)はこれをAI半導体の旺盛な需要と結び付けました。ロイター(Reuters)はデータセンター事業の成長加速を挙げました。ロイターによると、AMDはOpenAIやMetaとの半導体契約に関連して、この四半期に10億ドルの費用を計上しました。
CNBCとブルームバーグによると、ウェドブッシュ(Wedbush)のアナリスト、マット・ブライソン(Matt Bryson)氏は、AMDにデータセンター事業の弱さは見られないと述べました。決算は期待の水準を満たしたとも話しました。
決算前の雰囲気は張り詰めていました。ブルームバーグは発表前、AI投資への懸念が強まる中、AMDがインテルの二の舞を避けるには非常に強い見通しが必要だと書きました。CNBCは、数字の発表前に株価が大きく売り込まれていたと伝えました。
決算発表前の11月3日の通常取引で、AMDは3.65%高の483.90ドルで取引を終えました。米半導体株の指標であるフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は、同日2.63%上昇して10,600.40となりました。CNBCによると、決算発表後、S&P 500先物は小幅に上昇しました。トレーダーは米中間選挙の結果も待っていました。
インテル急落から米半導体高へ、ソウル市場は乱高下
Chosunbizによると、11月2日のKOSPIは、ウォール街でインテル株が急落したことを受けて安く始まりました。サムスン電子とSKハイニックスが軟調でした。Chosunbizは、指数が序盤に1%超下落したと伝えました。コリア・ヘラルド(The Korea Herald)は、9:15 KST時点で51ポイント(0.89%)安の5,679.74だったとしています。
コリア・ヘラルドによると、前週金曜日の米国市場では、インテルとアマゾンの四半期決算が振るわず、AI投資への疑念が深まりました。S&P 500は1.82%下落しました。インテル株は11月3日に60.55ドルで取引を終えました。10月30日の終値65.76ドルを7.92%下回る水準で、2営業日にわたる値動きです。SOXは同じ2営業日で0.83%下落しました。
ソウル市場は11月2日の後半に反転しました。Chosunbizと朝鮮日報英語版(The Chosun Daily)によると、半導体株が主導してKOSPIはプラス圏に浮上しました。年金基金などの機関投資家が純買いとなり、個人投資家と外国人投資家は純売りでした。朝鮮日報英語版は、韓国株が安すぎるとの見方も反発の要因に挙げました。指数は同日5,859.08で取引を終えました。
翌営業日には、この上昇分が帳消しになりました。朝鮮日報英語版によると、11月3日のKOSPIは3.59%下落しました。サムスン電子とSKハイニックスが下げを主導しました。背景には外国人投資家の純売りとAI産業への懸念がありました。
11月4日、市場は大幅高で始まりました。コリア・ヘラルドによると、投資家が米中間選挙の結果を待つ中、KOSPIは9:15 KST時点で124.21ポイント(2.2%)高の5,773でした。朝鮮日報英語版は序盤の上昇率を2.43%としました。エヌビディア(Nvidia)とマイクロン(Micron)の上昇を受け、サムスン電子とSKハイニックスが大きく値上がりしました。コリア・ヘラルドによると、前日の米国市場ではナスダックが0.83%、S&P 500が0.36%、フィラデルフィア半導体株指数が2.63%上昇しました。
序盤の上昇の多くは続きませんでした。11月4日のKOSPIは前日比0.62%高の5,683.80で取引を終えました。2営業日で見ると、11月2日の終値を2.99%下回りました。
情報提供のみを目的としており、投資助言ではありません。
出典
- AMD Earnings 'Met the Bar,' Wedbush's Bryson Says
- AMD Earnings Set for Tuesday
- AMD Needs a Huge Outlook to Avoid Intel’s Fate as AI Fears Rise
- Dueling bets on AMD earnings
- What to expect from AMD's Q3 earnings
- Here's how options traders are playing AMD ahead of earnings
- AMD has been crushed into earnings. Here’s one way to trade it
- Stock Movers: AMD, Fiserv, Super Micro
- AMD Beats Wall Street Expectations as it Pivots to Data-Center First Status
- AMD stock jumps 7% on earnings as data center revenue nearly doubles
- AMD Sales Forecast Tops Estimates on Soaring AI Chip Demand
- AMD forecasts quarterly revenue above estimates as data-center growth accelerates
- Bernstein's Stacy Rasgon reacts to AMD's Q3 beat, stock jumps 7%
- AMD posts Q3 beat, stock pops slightly in extended trading
- Stock Movers: AMD, Duolingo, Block
- Watch AMD Forecast Exceeds Estimates as AI Chip Demand Soars
- Not seeing data center weakness out of AMD, says Wedbush's Matt Bryson
- S&P 500 futures gain slightly on AMD's strong earnings as traders await election results: Live updates
- AMD's OpenAI, Meta chip deals trigger $1 billion quarterly charge
- Semiconductor gains widen Korea KOSPI earnings gap as exporters slump
- Intel slump drags South Korea stocks lower as chip worries intensify
- Seoul stocks open lower as disappointing tech earnings trigger AI spending woes
- Pension funds lift Korea stocks as chip giants lead KOSPI rebound
- KOSPI Defies U.S. Semiconductor Slump, Rebounds Strongly
- KOSPI Falls 3.59% on Semiconductor Stock Slump
- Breaking: KOSPI Rises 2.43% on U.S. Semiconductor Stock Gains
- Seoul shares open sharply higher on tech gains ahead of US midterm election results
- PHLX Semiconductor Index (SOX) closes
- KOSPI index closes
- US regular-session closes (AMD)
- US regular-session closes (Intel)
関連記事
ニュースのほかの記事
- ラム・リサーチ、株価16%下落後に250億ドルの自社株買いを設定
- 半導体株の売りが拡大、KOSPIは6%下落し2日連続の急落
- マイクロン株が17.5%急落、2020年以来で最悪の1日
- 中間選挙ショックでソウル市場にサーキットブレーカー、半導体株が急落
- TSMCがストップ安、台湾加権指数は3,700ポイント超の下落
- KOSPIでサーキットブレーカー発動、クアルコムがSpaceXと契約
- サムスン、DRAM売上シェア38%を維持 SKハイニックスが差を縮める
- マイクロン株が7%下落、続いて台湾工場の工事中断が報道
- KOSPI急落で半導体株が下落、SKハイニックスはDRAMシェア拡大
- SKハイニックスとサムスン電子、米選挙を受けソウル開場前に3〜5%下落