テキサス・インスツルメンツの業績見通し、アジア市場の開場前に市場予想を上回る
米アナログ半導体メーカーの強気な見通しは、メモリーやAI以外の分野から届いた需要のシグナルでした。アジア市場は10月22日の開場を控えていました。
ロイターとブルームバーグによると、テキサス・インスツルメンツ(Texas Instruments)は来期の売上高がアナリスト予想を上回ると見込んでいます。見通しは10月21日の米国市場終了後に示されました。そのため、10月22日のソウルと東京の開場前には知られていました。
ロイターによると、TIはアナログ半導体を手がけています。アナログ半導体は電力や電圧といった現実世界の信号を扱います。データの保存やAIの計算を担う半導体ではありません。ブルームバーグは見通しの上振れを需要の回復によるものとしました。TIはそれ以上の詳細を明らかにしていません。
メモリーやAI以外からのシグナル
最近の半導体ニュースの多くは、メモリーとAIが中心でした。今回は、より基礎的な部品のメーカーで需要が改善しました。
TI株は10月21日の通常取引を2.47%高の284.65ドルで終えました。米国上場の半導体株の指標であるフィラデルフィア半導体株指数(PHLX Semiconductor Index、SOX)は、同日1.97%高の11,505.56で取引を終えました。どちらの値動きも見通しの発表前のものです。そのため、いずれも見通しを反映していません。
翌日、アジア市場は下落
ソウルのKOSPIは10月22日、3.52%安の5,533.77で取引を終えました。東京の日経平均株価(Nikkei 225)は同日、2.65%安の62,907.84で終えました。いずれの下落も、TIの見通しとの関連は示されていません。アジアと米国の終値の時間差により、米国の夕方に出たニュースは、アジアの次の開場前に届きます。
台北では、TAIEXが10月21日に1.28%高の46,887.77で取引を終えました。この終値も見通しの発表前のものです。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言ではありません。
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