マイクロンが半導体株の回復を主導とバロンズ報道、20.3%下落の後
バロンズはマイクロンを半導体株の反発の先頭に位置づけつつ、荒い値動きに注意を促しました。同社株は8月以来の大幅安を記録したばかりです。その数週間前には、少なくとも直近6四半期で最も好調な決算を発表していました。
バロンズ(Barron’s)はニューヨーク市場の取引開始前に、10月23日の半導体株の回復をマイクロン・テクノロジー(Micron Technology)が主導していると報じました。同誌は、下落後に買いを入れる投資家は荒い値動きを覚悟する必要があるとも指摘しました。人工知能をめぐる不透明感が市場を落ち着かせていないためです。同誌は値動きの数値を示していません。
この報道は、同社株にとって厳しい1カ月の後に出ました。マイクロンの10月22日の終値は856.49ドルで、前日比6.26%の下落でした。10月2日の終値から10月22日の終値までに、株価は20.32%下落しました。
45営業日ぶりの大幅安
10月22日の下落は、8月18日以来の大きな1日の下げでした。その日の下落率は7.02%でした。両日の間は45営業日です。
10月の下落は一本調子ではありません。前営業日の10月21日には、株価は1.96%上昇して913.67ドルとなりました。Pacific Tapeが当時報じたとおりです。翌営業日に、その上昇分は失われました。
少なくとも直近6四半期で最も好調な決算の後の反落
売りが出たのは、マイクロンが10月9日に最新の決算を提出してからわずか数週間後のことです。9月3日に終わった会計年度第4四半期の売上高は542.29億ドルでした。前四半期比で30.81%、前年同期比で379.27%の増加です。マイクロンの四半期はサムスン電子やSKハイニックスより早く終わります。詳しくは同社の会計年度に関するガイドで説明しています。
営業利益は、事業運営の費用を差し引いた後に残る利益です。その額は437.51億ドルでした。前四半期比で31.31%、前年同期比で1,097.35%増え、少なくとも直近6四半期で最高となりました。純利益は377.01億ドルでした。
韓国の輸出価格は、メモリー市場のおおよその目安になります。米ドル建てで2020年を100とするDRAMの輸出価格指数は、9月に289.16でした。8月比で2.26%、前年同月比で247.72%の上昇です。記憶用に使われるフラッシュメモリーの指数は、8月比で0.69%低下し245.72となりました。これらは国全体の輸出価格であり、マイクロン自身の販売価格ではありません。
SKハイニックス、ソリダイムの上場を見送り
同じ日、アジアでもメモリー関連のニュースがありました。バロンズとソウル経済新聞によると、SKハイニックスは子会社ソリダイム(Solidigm)の米国上場計画を取りやめ、ソウル市場で同社株は上昇に転じました。中央日報(JoongAng Daily)は、株主の反対と規制当局の圧力が判断の背景にあったと伝えました。3社とも、この動きをマイクロン株と結びつけてはいません。
情報提供のみを目的としており、投資助言ではありません。