キオクシア小幅高、信用取引の建玉が株価の重荷に
東京市場に上場するNANDメーカーは直近の取引で上昇しました。ただ、2つのメディアは、3週間の急落の後も借入金による建玉が株価を圧迫していると伝えています。
東京証券取引所プライム市場に上場するNAND型フラッシュメモリーメーカー、キオクシア(Kioxia、285A)は、10月19日に13,600円で取引を終えました。10月16日の終値13,375円を1.68%上回りました。この上昇で、急落分はほとんど取り戻せていません。株価は9月28日の水準をなお23.51%下回っています。
ここでの株価はすべて、2026年10月1日に実施されたキオクシアの1株を3株とする株式分割を調整済みです。
含み損の信用建玉が株価を圧迫
2つのメディアは、この圧力を信用取引と結び付けました。信用取引とは、投資家が証券会社から借りた資金で株式を買う取引です。ジャパンタイムズ(The Japan Times)は10月19日、含み損を抱えたキオクシアの信用取引の建玉が株価を圧迫していると報じました。ソウル経済新聞(Seoul Economic Daily)も同じ日に、キオクシア株の信用取引の残高が過去最高に達し、株価の重荷になっていると伝えました。同紙は残高の金額を示していません。
9月はフラッシュ輸出物価が低下、DRAMは上昇
韓国のフラッシュメモリー輸出物価指数は、2026年9月に245.72(2020=100)でした。これはNAND価格の目安であり、キオクシア自身の価格ではありません。8月より0.69%低い水準です。それでも1年前より244.05%高く、1月より95.02%高い水準でした。
韓国のDRAM輸出物価指数は8月から2.26%上昇し、9月に289.16となりました。1年前の水準を247.72%上回っています。
10月19日のメモリー関連では、ほかにバロンズ(Barron’s)が、マイクロン(Micron)の株価が上昇したと報じました。中国のメモリーチップメーカーであるCXMTが、売上高の大幅な伸びを見込んだことが背景です。
ドル建てでは9月28日以降の下落がやや大きい
10月19日の終値は86.14ドルに相当します。換算には、韓国銀行が示す同日のレート、1ドル=157.885円を使いました。ドル建てでは、10月16日から1.81%の上昇です。9月28日から10月19日までに、株価はドル建てで23.65%下落しました。この間、円はドルに対して0.18%下落し、1ドル=157.595円から157.885円になりました。
情報提供のみを目的としており、投資助言ではありません。
出典
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